〜世界の頂点へ駆け上がれ!元WBC/WBAミニマム級世界チャンピオン〜

ワールド チャレンジ ボクシング 高山勝成

    


 この試合終了直後の写真。これ以上何かを語る必要はない。 大阪と東京、日本国内で高山から見ればアウェーでの東京・後楽園ホールでのチャンピオン同士の この一戦。レフリーから勝ち名乗りを受け、腫れ上がった勝者新井田豊選手に笑顔は無く、無傷の高山はタイトルを失った・・。
1R左ショートジャブでダウンを奪う好調なスタート、8R高山の左目の古傷から出血。9R以降新井田、顔を腫らせ鼻血を滴らせながらも壮絶な打撃戦。試合後、 静まりかえった新井田陣営からは判定の後、一拍おいての喚声。高山応援団からは怒りの怒声と悲鳴が・・。

 とてもいい試合だった。 涙のインタビュー・・闘った選手に罪は無い。新井田選手はこの後、数度の防衛中ののちミニマム級史上屈指の怪物・ローマン・ゴンザレスに敗れタイトルを明渡す。
 帰りの新幹線 「敵地で倒す事が出来なかった・・もし自分が試合内容が逆で勝ちの判定となっていれば胸をはって外を歩けないです。試合は負けましたが、自分では 勝ったと確信しているので・・。」と、きれいな顔で駅弁を食べながら外を眺めて呟いた。