〜世界の頂点へ駆け上がれ!元WBC/WBAミニマム級世界チャンピオン〜

ワールド チャレンジ ボクシング 高山勝成

    

  ミニマム級チャンピオン   ライトフライ級チャンピオン   ミニマム級世界ランカー    ライトフライ級世界ランカー
 3月末に南アフリカで開催された IBFタイトルマッチは、これまで著名な世界ランカーを次々と破り脅威のレコードを誇った指名挑戦者・ヌコシナチ・ジョイの大差判定 に終わった。そのIBFタイトルには、9月にジョイの母国でもあるアウェーの南アフリカでレフェレを破り指名挑戦者となったカツナリが挑むことが内定されている。現在のミニマム屈指の好カードであることは間違いない。
 WBOタイトルは総会の御前試合にて暫定タイトルが設定され、前IBF王者のラウル・ガルシアが順当に勝利。こちらも正規王者二エテストの対戦という事になれば、注目の一戦となる。WBCはオーレドンが防衛を重ねているが、減量苦から厳しい闘いを強いられている。そしてWBAは怪物王者ローマン・ゴンザレスがライトフライ級転級のため返上。その空位を巡ってタイ側で正規・中米側で暫定の2つの決定戦が開催される異例の事態となっている。
  WBOチャンピオン ドニエ・ニエテス(PHL)
  WBO暫定チャンピオン ラウル・ガルシア(MEX)
  IBFチャンピオン ヌコシナチ・ジョイ(ZAF)
  WBAチャンピオン クワンタイ・シッモ−セン(THA)
  WBA暫定チャンピオン サミー・グチェレス(MEX)
  WBCチャンピオン オーレドン・シスサマーチャイ(THA)

2010.12.9現在
※このページはカツナリのボクシングをより興味深くご覧頂くために構成されております。
従って現時点で対戦する可能性の少ない他の日本人選手は紹介しておりません。ご了承ください。
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写真提供:ひろ様
ドニエ・ニエテス/ Donnie Nietes BOXREC
31戦27勝15KO1敗3分 右 フィリピン WBO防衛:4回
 フィリピンの名門・ALAジム所属。WBOアジアパシフィックチャンピオンを経てカルデロン返上後の王座決定戦に勝利し戴冠。 防衛中暫定王者バルガスを立てられるも敵地で見事王座統一戦。カツナリがALAジム訪問時には、スパーリングは行わなかったとのこと。 ちなみに今は大きくなりすぎてジムで飼っているヘビを可愛がっており、二エテスのトレードマークとなっている。
 主な戦績 
〇 マヌエル・バルガス(MEX) 判定 
〇 エリック・ラミレス(MEX) 判定 
〇 ポンサワン・ポー・プラム―ク(THA) 判定






ラウル・ガルシア/ Raul Garcia BOXREC
前IBF世界ミニマム級チャンピオン
30戦29勝17KO1分1敗 左 メキシコ
 前IBFミニマム級チャンピオン。フィリピンのコンデスを破り王者に戴冠。10年3月敵地南アフリカにて開催された指名挑戦者・ヌコシナチ・ジョイとのサウスポー対決に大差判定で完敗で陥落も、2010年のWBO総会御前試合でミニマム級暫定タイトル獲得。双子の兄弟ラモン・ガルシアもWBOライトフライ級のチャンピオン
 主な戦績
× ヌコシナチ・ジョイ(ZAF) 判定
〇 サミー・グティエレス(MEX) 判定
〇 ロナルド・バレラ(COL) 6RTKO
〇 ホセ・ルイス・バレラ(VEN) 判定
〇 ホセ・ルイス・バレラ(VEN) 判定
〇 フローレンテ・コンデス(PHL) 判定
〇 ロナルド・バレラ(COL) 判定
〇 サミー・グティエレス(MEX) 判定
△ サミー・グティエレス(MEX) 判定
       

 
ヌコシナチ・ジョイ/ Nkosinathi Joyi BOXREC
ニックネーム:Maberre
    
21戦21勝15KO 左 南アフリカ
 南アフリカのサウスポーファイター。戦績・KO率もさることながら、その相手選手にズラリと世界強豪選手が並ぶ。元IBF王者コンデスを完封し、元王者イーグルを苦しめたメキシコのトレホ、現IBF王者を追い詰めたグティエレスらは中盤KO, 日本人とも対戦のあるフィリピンのブンブン、デラクルスらは早い回にKOされている。10年3月、地元南アフリカにてIBF王者ガルシアにも大差判定にて圧勝。判定試合も大半が強豪相手の大差である。
 主な戦績 
〇 ラウル・ガルシア(MEX) 判定
〇 フローレンテ・コンデス(PHL) 判定
〇 ロレンソ・トレホ(MEX) 2RKO
〇 サミー・グチェレス(MEX) 7RTKO
〇 ブンブン・トウエイ(PHL) 1RKO
〇 アルマン・デラクルス(PHL) 2RKO

クワンタイ・シッモーセン/ Kwanthai Sithmorseng BOXREC
32戦31勝17KO1分 右 タイ WBA防衛:0回
 怪物王者ローマン・ゴンザレス返上後の王座決定戦はタイと中米での開催権の争奪となり、タイ側で開催された上位の2者のタイ人対決を制したのがクワンタイ。中米側は暫定王者となった。クワンタイはWBAのアジア王座であるPABAを10度防衛し 唯一の引き分けもデビュー戦のもので31連勝中。
 主な戦績
〇 ピグミー・ゴーキエットジム(THA) 判定







サミー・グチェレス/ Sammy Gutierrez BOXREC
メキシコミニマム級チャンピオン
33戦26勝17KO5敗2分 右 メキシコ
 IBFチャンピオン・ラウル・ガルシアとは因縁のライバルで戦績は1分2敗。しかし勝敗は僅差〜小差であり、そのうちの1試合は地元判定でグティエレス優勢との声もある。いずれにせよ元世界王者ガルシアに近接する能力の持ち主である。 中米側は暫定王者となっているが、暫定王座決定戦の成立過程は実質二王者並立状態。グチェレスには指名挑戦者決定戦に勝利したニカラグアの元WBC暫定王者・パラシオスとの対戦が予定されている模様。
 主な戦績 
× ラウル・ガルシア(MEX) 判定
× オマール・ニーニョ(MEX) 判定
× ヌコシナチ・ジョイ(ZAF) 7RTKO
〇 イヴァン・メネセス(MEX) 判定
× ラウル・ガルシア(MEX) 判定
△ ラウル・ガルシア(MEX) 判定


写真提供:バンコク愚連隊様
オーレドン・シスサマーチャイ/Oleydong Sithsamerchai BOXREC
35戦34勝12KO1分 左 タイ  WBC防衛:6回
 当時日本在住のタイ人世界チャンピオンイーグルを地元バンコクで完封し戴冠。ここのところ苦戦が続いているが、相手は元IBF王者ラクマン、暫定王者のパラシオスといずれも王者クラスの選手を地元で僅差ながら撃破している。ミニマム級屈指のジャブとテクニックで防衛を重ねるが、ここ最近は減量調整苦が続いている。前戦は引き分け防衛
主な戦績
△ ポンサワン・ポー・プラム−ク 判定
〇 ファン・パラシオス(NIC) 判定
〇 ムハマド・ラクマン(IDN) 判定
〇 ポンサワン・ポー・プラム―ク(THA) 判定
〇 イーグル・デーン・デュラパン(THA) 判定
〇 オマール・ソト(PRI) 判定