
――高山選手を知ったきっかけは何ですか?
高山社長:私の父親が高山選手と元々お付き合いがあったんです。父親と高山選手の付き合いはとても長かったですね。父親が応援しようとしたきっかけは、まず苗字が同じだったということ。普通のボクサーにはないタイプで、女性、子供に親しまれやすい雰囲気もあり、応援したいと思ったそうです。そしてそんな高山選手が好きだったようです。
もう父親も亡くなりましたが、墓参りにも中出さんと一緒に来てくださって、嬉しかったですね。
中出トレーナー:IBFのベルトを獲得した時に連絡をしたのですが、その時に亡くなられたことを聞いたんですね。まさか亡くなられていたとは...。
――高山社長が高山選手を応援したいと思ったきっかけは何ですか?
高山社長:一番最初のベルトの時に報告に来てくれた時がきっかけなんですよ。高山選手に「もうちょっといいかっこうしいや」と言ったら、「僕が輝くのはリングだけでいいんです」って言ったんですよ。身なりが派手だったりする普通のボクサーと違って、高山選手は本当に真面目。着飾らないところにますます好感がもてました。
チャンピオンベルトを紙袋に入れていたんですよ。本当に着飾らないですねえ。
中出トレーナー:一回着飾ったことがあるんですよ。スタイリストをつけて、上から下まで。
――ボクサーだから体格もよさそうですし、かっこ良かったでしょうね。
中出トレーナー:3日で戻りましたね。1週間後には服をなくしたみたいで。(笑)
高山社長:一回、3人で焼き肉を食べに行ったんですよ。その時に周りのお客に「この人チャンピオンやで!」って言うと、誰も信じなかったんですね。でも、ベルトを見せたらみんなびっくりして写メを撮ってまして...。
高山選手は本当にボクシング一筋。そして誠実。
ボクシングはあまり好きではない方でしたが、高山選手は別です。個人的に応援したくなる選手ですね。
――逆に高山選手にこうして欲しいというところはありますか?
高山社長:彼女を作れと。(笑)
まぁこれは冗談ですが...。生活管理や栄養管理をサポートしてくれる人を作って欲しいかなと思います。
あと、これからメディアにも露出する機会が出てきますので、悪い誘惑や取り巻きにも気をつけてほしいなと思いますね。
――知り合いに高山選手を紹介する時、どのように紹介しますか?例えば女性とかに...
高山社長:まじめな純粋な男。馬鹿正直。
中出トレーナー:あいつはええ男。それに人を見る目もあります。ワールドチャレンジの時でも海外で騙されることはありませんでした。用心深いんだと思います。
後、自己管理は全て自分でできる人なので、安心して任せていられますね。悪い誘いにも乗りませんし。10時過ぎたら帰っちゃうんですよ。「明日もあるんで」って。
後女性に対してはとても腰が低いですね。試合ではあんなに強いのに...。
――高山選手のこれからについて、どんな効果を期待していますか?
高山社長:ボクシングファンを広げていってもらいたいですね。こういうタイプのボクサーがいるってみんなに知ってもらいたい。
――四冠達成に向けての応援メッセージをお願いします
高山社長:頑張れとしか言いようがないですね。自分のボクシングで悔いのないように頑張って欲しいと思います。あと、地元のファンの気持ちに応えてあげて欲しいです。応援してくれているおじちゃんやおばちゃんの期待に応えてあげて欲しいと思います。
付き合いの長かった父親ももう亡いですが、父親の墓に高山選手への良い報告をしてあげたいので、これからもがんばってください。
中出トレーナー:やっとここまで来ました。この試合ができることで、会長も喜んでいると思います。だからこそかつ必要があると、ひしひし感じますね。
レポーター 赤西 (インタビュー日時 2013/11/7)